7819 粧美堂株式会社 2024年第2四半期 決算説明会資料

私の場合は300株保有しているので今後の配当次第では買い増しもありかな。という内容でした。

粧美堂株式会社 2024年9月期第2四半期 決算説明会資料の解説

1. 業績概要

売上高と利益の増加: 粧美堂株式会社は、2024年9月期第2四半期において、売上高10,616百万円(前年同期比5.9%増)、売上総利益2,787百万円(前年同期比4.0%増)を達成しました。

営業利益も646百万円(前年同期比12.8%増)と増加しており、円安の影響を受けつつも販売単価の上昇と販売数量の増加が寄与しました​​。

経常利益と純利益の大幅増: 経常利益は633百万円(前年同期比31.2%増)、四半期純利益は513百万円(前年同期比64.2%増)となり、特に中国子会社の持分譲渡に伴う売却益が大きな影響を与えました​​。

2. 販売管理費と人件費

販売管理費の動向: 販売管理費は、2,140百万円(前年同期比1.6%増)となり、物流費や販売促進費の増加が見られる一方で、広告宣伝費は78百万円(前年同期比20.9%減)と抑制されました​​。

人件費のコントロール: 人件費は809百万円(前年同期比1.4%減)とほぼ横ばいで、成果主義に基づく報酬制度が導入されています​​。

3. キャッシュフローと財務状況

営業キャッシュフロー: 営業キャッシュフローは98百万円で、税金等調整前純利益734百万円、減価償却費95百万円、売上債権減少130百万円がプラス要因となる一方、棚卸資産の増加307百万円がマイナス要因となっています​​。

財務キャッシュフロー: 財務キャッシュフローは、借入金16億円に対して返済917百万円、配当金158百万円の支払いがあり、523百万円のキャッシュアウトフローとなりました​​。

4. 事業セグメント別の売上動向

業態別売上高: ネット通販(前年同期比34.3%増)、バラエティストア(前年同期比22.8%増)、均一ショップ(前年同期比10.2%増)が好調でした。

一方、ディスカウントストア(前年同期比7.4%減)では減収が見られました​​。

商品別売上高: 化粧品(前年同期比8.8%増)、化粧雑貨(前年同期比12.3%増)、コンタクトレンズ関連(前年同期比11.5%増)が増加し、特にキッズコスメや人気キャラクター商品が貢献しました​​。

5. 今後の成長戦略

成長戦略: 粧美堂は、商品力強化、重点販売先への営業強化、ECビジネスの拡充を成長戦略として掲げています。

また、DX推進室を設立し、生産性向上を図っています​​。

円安対策とコスト管理: 円安の影響を受けながらも、販売単価の上昇とコスト管理を徹底することで収益向上を目指しています​​。

株式購入の判断

決算資料から読み取れる粧美堂の業績は堅調であり、特にインバウンド需要の増加や個人消費の回復が大きな追い風となっています。利益率の改善やコスト管理の徹底も評価できる。

成長戦略の明確さとDX推進による生産性向上への取り組みもポジティブ要素となる。

購入を検討する理由:

  1. 堅調な業績: 売上高と各利益指標が前年同期比で増加していることから、事業の基盤が強固であることが確認できます。
  2. 成長戦略の明確さ: 商品力強化やECビジネスの拡充など、明確な成長戦略が示されており、今後の成長が期待されます。
  3. DX推進: デジタルトランスフォーメーションの推進により、生産性向上と業務効率化が図られ、競争力が高まる可能性があります。

注意すべき点:

  1. 円安の影響: 海外生産品のコスト上昇が懸念材料ですが、販売単価の上昇で対応している点は評価できます。
  2. 特定業態での減収: ディスカウントストア向けの売上減少が見られるため、今後の対応策が必要です。

以上を総合的に判断すると、粧美堂株式会社の株式は、今後の成長が期待できる銘柄として購入を検討する価値があると考えられる。

コラボレーションの効果

キャラクター商品の人気: ちいかわは非常に人気のあるキャラクターであり、関連商品が消費者に高い需要を持つことが期待されます。

キャラクター商品は、特に若年層やファン層に向けて販売促進が図れるため、売上高の増加に寄与することが多いです。

売上増加の要因としてのキャラクター商品: 決算資料において、化粧品や化粧雑貨、キッズコスメの売上が増加していることが報告されています。

特に「人気キャラクター商品」が売上増加に貢献したとされていることから、ちいかわとのコラボレーション商品がこのカテゴリーに含まれている可能性があります​​。

販売促進費の動向: 資料では、広告宣伝費が前年同期比で減少している一方で、販売促進費が増加している点が挙げられます。

コラボレーション商品のプロモーション活動が、この販売促進費に反映されていると考えられます​​。

結論

ちいかわとのコラボレーションが具体的にどの程度業績に寄与したかについては、資料に詳細な記載がないため断言はできませんが、キャラクター商品が売上増加に寄与したという記載から見て、ちいかわとのコラボレーションもその一因である可能性は高いです。

コラボレーション商品が消費者に対して強い魅力を持ち、販売数量の増加や販売単価の上昇に寄与したと考えられる。

 

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